盲学校には、幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科の各課程があり、年齢に応じた学習活動をしています。
国社数理英はもちろん、体育・美術・技術家庭等の各教科学習の授業があります。
そして、自立活動といって、視覚障害のために起こる学習や普段の生活に困ることを解消する練習の時間というのでしょうか、これらを盛り込んだ時間割が組まれます。
近年では、視覚障害と同時にその他の障害を合わせ持つ人もあり、個々のニーズに応じた学習活動を行います。
さらに、高等部卒業後の段階としての高等部本科保健理療科および専攻科理療科があります。
保健理療科は、あん摩マッサージ指圧師の資格、専攻科理療科はあん摩マッサージ指圧師・針師・灸師の資格、これらの公的免許取得を目指す3年課程です。
こちらは18歳以上の人が入る課程なので、3・40歳代の他、最近では50歳代の生徒も珍しくありません。
実際の活動の様子は以下をご覧下さい。
長野盲学校のホームページ http://www.avis.ne.jp/~centenia/
| 2009年04月05日 04:38
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どの視覚障害でも、その人が見えているのか、いないのか、なかなか周囲の人に理解してもらえにくいことが多いようです。
そして、見えないことで何が困り、それをどう解決できるのか、じつは本人さえわからないままでいるかもしれません。
一つ一つ、本人と周囲の人との努力や協力で、何かうまくいく方法を見つけていくのです。
日常的に困っていることがあるとして、それを補う機器を少し使うだけで、その人の今後が大きく変わることもあります。
もし、何もすることなく、その人がつまらない時間を過ごしているなら、それはとてももったいないことです。
| 2009年04月05日 04:33
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弱視と一口に言っても、じつは様々なケースがあります。
1.光学的屈折異常による視力低下
遠くの物が見えない近視はわかりやすいですが、遠視は逆に近くの物が見えにくいというものです。
どちらも、カメラでいうピント調節がうまくいかない結果として起こります。
他に、角膜の形状の問題では乱視になります。
2.混濁による視力低下
白内障という病気が代表的ですが、これは水晶体というカメラのレンズにあたるものが濁るものです。
他に透明でなくては困るものに角膜、硝子体があります。
3.視野欠損
周辺部が見えずに中心部が残るというと、いつも狭い穴から物を見ているような状態です。
反対に中心部が見えずに周辺部が残るケースでは、何かを見つめようとして目線を動かすと逆に見えなくなってしまう、本人にはたいへん歯がゆいものです。
このケースで本人が困ることとして、中心部に何か黒い影があるのではないので、見えていないことに気付かないまま、何かにぶつかる危なさがあるということです。
他に、眼球と脳とをつなぐ視神経が途中で障害されると、視野の左か右の半分が見えなくなる半盲というケースもあります。
4.明暗順応と色覚の障害
明るい所ではなんでもないのに、暗くなるととたんに見え方が悪くなるケースがあります。まぶしすぎるとダメというケースもあります。
色覚では、白黒画像のような見え方をはじめ、特定の色調が見えにくいようなケースがあります。
| 2009年04月05日 04:18
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盲学校という言葉には「目がぜんぜん見えない人のための学校」というイメージがどうしてもついてまわります。
当然、盲学校に通う幼児・児童・生徒には、そのような人もいますが、目が見えにくいような人(弱視と言ったり、最近はロービジョンという言い方もします)もいるのです。
| 2009年04月05日 04:02
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